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矯正治療について矯正治療について

アンカースクリューを用いた矯正治療

歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正治療 は、アンカースクリュー(ネジ)を顎の骨に植え込み、それを固定源として歯を移動していく新しい治療法です。現在この治療法は、世界的に普及が進んでいます。
 
従来からある通常の矯正治療は、装置を付けた歯どうしを引っ張ったり押したりして歯を動かしていきます。しかしこの方法では、動かしたくない歯にまで矯正力が加わるため、歯が望まない方向に動くことがありました。
歯科矯正用アンカースクリューを用いると、骨に固定されたアンカースクリューにも矯正力を負担させる事が可能となるため、より理想的に歯に矯正力を加えることができる様になりました。
この方法を用いることで、今まででは難しいとされていた歯の動きが可能となり、対応できる症例の幅がさらに広がりました。
また、このアンカースクリューの材質は、人工関節、人工歯根にも使われるチタン合金製で、とても安全性の高い材料を用いています。
「アンカースクリュー(インプラント)を歯茎に埋め込む」というと、不安に思われる患者さんも多いかと思いますが、 ここでは、皆様のそんな不安や治療で使われる装置などについてご紹介していきます。

利点と欠点

利点

今まででは難しいとされていた歯の動きが可能となり、対応できる症例の幅がさらに広がります。
患者さんがしっかりと協力しないと実現できなかった事が、アンカースクリューを用いることで可能になります。
ヘットギアなどの目立つ装置や違和感の強い装置などの多くが不要になり、患者さんの負担を軽くすることが可能です。

欠点

約1割程度の頻度で、アンカースクリューがうまく骨につかずグラグラになり、矯正治療に使えないことがあります。

矯正用アンカースクリューの処置の流れ

  • 1アンカースクリューを植える場所のレントゲンを撮ります。
  • 2植える場所を消毒し、少量の麻酔をします。
  • 3ネジを植え込みます。
  • ・ 植え込みにかかる時間は1本あたり約5~10分です。
  • ・ レントゲンや麻酔や説明を合わせて1時間前後の時間が必要です。
  • ※処置が適切に行われていればあまり、痛くありません。
  • 4歯を抜いたり削ったりする時の様な痛みはまず感じません。

アンカースクリューの処置が終わった後は

アンカースクリューを植え込んだあとは、通常2~3週から1ヶ月様子を見てから、矯正治療に使います。(すぐ使うこともあります)

アンカースクリューが必要なくなったら

必要が無くなり次第アンカースクリューは、塗る麻酔をして抜き取ります。
抜き取る場合の痛みは軽いです。
抜き取った場所の歯肉は数日で治り全く目立たなくなり、その歯肉の下の骨も1ヶ月程度で再生修復されます。

アンカースクリュー矯正に関する利点欠点

Q 
アンカースクリューを植えるとき痛みはありますか?
A 
少量の麻酔を使いますので、あまり痛みはありません。血もほとんど出ません。
Q 
植えた後は痛みや腫れはありますか?
A 
ほとんど痛みや腫れもあまりありません。
Q 
アンカースクリューは目立ちますか?
A 
ほとんどの場合、植える場所は奥歯の方に植えますので、あまり目立たないと思います。
Q 
アンカースクリューを抜くときの痛みは?抜いた後はどうなるのですか?
A 
抜くときもあまり痛くありません。
また抜いた後の傷も小さなもので、すぐに治ります。
Q 
日常生活に問題はありますか?
A 
あまり問題になりません。
最初は違和感がありますが、すぐに慣れるようです。
Q 
スポーツをする上で何か問題が起こることがありますか?
A 
問題ありません

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